臥龍點晴
陰陽座のCD「臥龍點晴」を買って聴いています。
広島の出張中も聴いていました。
素晴らしいです。歌詞は全て(昔の)日本語です。
変な英語やカタカナは一切ありません。感想を書きます。
1 靂(かみのふるめき)
迫力のあるギターのイントロに続けて
瞬火のボーカルにギターが良い伴奏をしています。
黒猫の歌声でより緊張感を高め、
サビのコーラスにつなげています。
ギターソロは、コンパクトながら速弾きもあり良くまとまっています。
重量感のある曲です。
2 龍の雲を得る如し
イントロはまた重いのかなあ、と思ったら一転して
速い曲調に変わります。
ハードなギターの伴奏、瞬火の伸びのある男性的な歌声が良いです。
黒猫の歌声で雰囲気を変えて、サビはそのまま黒猫の迫力ある歌声で展開します。
ギターソロでテンポを少し落としてから徐々にスピードアップする
考えられた構成になっています。
バスドラの音が硬く重い音になっており、曲をハードな雰囲気にしています。
3 彷徨える
ハードなギターリフ、やや単調な感じもしますが
そのまま黒猫の歌声に入り、ストレートにそのまま走る感じです。
一貫してノリの良い曲なのでライブでは盛り上げる曲になるでしょう。
招鬼のギターソロ、狩姦のギターソロ、2人のツインリードと短い時間に
上手く展開しています。
4 甲賀忍法帖
キーボードの和風のメロディとギターのハードなリフが面白いイントロです。
まさに「陰陽座」という感じです。
黒猫の透明感のある、迫力ある歌声が響き
「ハードロックだけど歌がメイン」というこのバンドの特徴が出ています。
曲はある意味聞きやすくポップです。
シングルカットしても良いでしょう。
5 不知火
幻想的なギターアルペジオのイントロ
カッティングとアルペジオを効果的に使った伴奏で
「スピードはあるけど幻想的」という感じを醸し出しています。
シンプルな言葉を並べたサビのコーラスも幻想的です。
6 鬼ころし
ハードなギターリフ、ドラムの2バスが16分音符で
曲にアクセントを加え、メタルな雰囲気を出しています。
投げつけるようなボーカルとそれに反応するコーラスで
野生的な雰囲気が出ています。
それにしてもバスドラムが強烈です。
7 月花
ギターリフがやや単調ですが、この曲の欠点はこれだけ。
それに続く黒猫の美しい歌声とアルペジオの美しい伴奏は良いです。
次に瞬火の男性的なボーカルで盛り上げ
サビは黒猫と瞬火の男女混声のコーラス。哀愁が感じられて良いです。
伸びのあるギターソロもマッチしています。
8 蛟龍の巫女
16分音符のカッティングで展開するギターのイントロは中々良いです。
速いスピードで展開する曲ですがサビ前は、
ドラムの伴奏パターンを変えて構成を工夫しています。
サビの黒猫の歌声はパワフルです。メロディーも良いです。
ギターソロは速いツインリードが見事です。
9 組曲「義経」~悪忌判官
このアルバムで最も気にいった曲です。
YOU TUBEで見てはまってしまいました。
ハードなギターで始まります。
瞬火と黒猫の歌声の伴奏をシンプルにベース主体に押さえ、
次にギターを入れて盛り上げる展開
サビの「伽藍堂の正義と現世のすべてを呉れてやる」
というところが格好良いです。
ギターソロも速いフレーズ、ツインリードの伸びやかな音と良い構成です。
10 組曲「義経」~夢魔炎上
13分もの大作。曲展開は非常に上手く、途中のベースも絡む部分は
クリムゾンキングを彷彿とさせます。
黒猫の歌声で義経と静御前の心情が語られ
次にギターのリフと共に激しい展開となり
瞬火と黒猫のツインボーカルで世の無常が叫ばれます。
大きなうねりをもって展開する曲にドラムのフィルインが実に格好良く決まります。
長い曲ですが展開が実に上手く全く飽きさせる要素がありません。
瞬火の作曲能力の高さは驚くばかりです。
途中のセリフ部分の伴奏は緊張感を高め、感情表現豊かなものとなっています。
キーボードがハードなギターと合わせて効果的に使用されています。
11 組曲「義経」~来世邂逅
組曲の最後を飾る美しいバラードです。
源頼朝により子供を殺され、夫の義経も失った静御前の哀しみが
黒猫の感情豊かなボーカルで歌われます。
12 我が屍を越えてゆけ
見事な構成で聴く者を引っ張ってきたアルバムですが
ここで一転して明るい曲で出てほっとさせます。
今までの緊張が解けます。
黒猫の歌声も明るい感じです。
しかし単純に明るい曲というだけでは終わりません。
曲の終わりを展開していくコーラスで、このアルバムの
スケールの大きさを実感してしまいます。
広島から東京までの帰りの新幹線の中で繰り返し聞きました。
ではまた。







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